本記事では、工事担任者 総合通信のうち、2024年第2回電気通信技術の基礎問3の解説を行います。
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第3問
(1)
問題
解説
解:4
ベン図についての設問です。
ベン図は与えられた論理式が「1」となる部分を塗ります。
まず、\(A・\overline{B・C}\)は、言葉で表すと「Aかつ」「BとCが重なる部分以外」で、ベン図だとこのようになります。
次に、\(\overline{A・B}・C\)は、以下の通り表せます。
そして、それらのORなので、色が塗られている部分を重ね合わせると、このようになります。
(2)
問題
解説
解:5
2進数の変換に関する設問です。
2進数の乗算は整数の乗算と同じやり方で解けます。この時、桁上がりに注意。
乗算の結果、「100111111」が得られました。次に左から4つ毎に区切っていきます。一番右側が1のみになりますが、0を3つ追加してください。
区切った①~③をそれぞれ10進数に変換します。
以上より、「1」「3」「15」が得られましたので、それぞれ16進数に変換すると「1」「3」「F」が得られます。
(3)
問題
解説
解:4
サービス問題です。論理回路を理解していれば、後はひたすら当てはめて合致するものを探すだけです。
論理回路については以下の通り。
【NOT回路】
入力を反転させ出力する。
【NOR回路】
OR回路の出力を反転させたもの。
【XOR回路】
入力が一致している時のみ出力する。
入力A | 入力B | 出力 |
0 | 0 | 1 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 1 | 1 |
(4)
問題
解説
解:5
括弧の中から整理します。
\((\overline{B}•(C+\overline{C})+\overline{A}•(C+\overline{C})\)
\(=\overline{B}+\overline{A}\)
次に\(A・B\)と括弧の中身を計算します。
\(A・B(\overline{A}+\overline{B}\)
\(=A・\overline{A}・B+A・B・\overline{B}\)
\(=0+0\)
なので、残り分は
\(A・\overline{B}+\overline{A}・B\)
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