第三種電気主任技術者に合格された方、おめでとうございます!
電験三種に合格した後、次は何を目指すか悩まれる方いらっしゃるのではないでしょうか?
また、とてつもない努力をして取得した電験三種で得られるメリット、例えば科目免除などを存分に活かしたいと思いませんか?
以前、私が電験三種を取得した際にコチラの記事を書きました。
そこから、さらに様々な資格に挑戦する中で、他の資格もオススメ出来るものがあると感じました。
今回は、そんな方に向けて、電験三種取得後に目指すべき資格を再度、まとめました。
私が電験三種に合格した際の記事はこちらです。ぜひご覧下さい♪
第二種電気主任技術者
資格概要
電験三種の上位資格になります。
できる事としては、「電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の工事や、維持・運用に必要な保安管理」が行えるようになります。
目指すべき理由
電験三種の上位資格にあたるもので、得た知識を全て活かして試験勉強ができるためです。更なるステップアップとして、オススメです!
また、さらに広い範囲の保守管理業務に携わることができるようになり、必然的に設備も大規模なものになります。そのため、電験三種に比べ、大幅な年収アップが狙えます。
さらに、電験三種に比べて、他資格の科目免除も増えることもメリットです。(例えば、弁理士など)
更なるスキルアップを図りたい方、年収アップを目指している方、ぜひ受験してみてください。
私も2025年に受験予定です!
エネルギー管理士(電気)
資格概要
省エネ法 により、エネルギーを有効活用するために定められた国家資格です。
主に製造業で必要となり、エネルギーの使用量の監視および低減策の立案を行います。
目指すべき理由
電験三種が求められる職場では、エネルギー管理士を必要としていることが多々あります。そのため、両方取得している人材は需要が高いと言えるでしょう。
さらに実際にエネルギー管理士を受験してみて思ったことは、電験三種からエネルギー管理士の難易度の差はそこまでないということです。
自身のスキルアップやキャリアアップを目指している方は取得を目指してみてはいかがでしょうか?
また、受験される方は、電験三種に合格してからすぐに受験することで復習の時間を短縮できます!
ちなみに私がエネルギー管理士に合格した際の記事はこちらです♪
電気工事士
資格概要
「自家用電気工作物、一般用電気工作物および小規模事業用電気工作物の工事」を行うことができます。
目指すべき理由
電験による保安監督業務、電気工事士による実作業業務と電気設備のスペシャリストになれます。
電気工事士は、「筆記試験」と「実技試験」に別れますが、電験三種を取得していると「筆記試験」を免除できます。
そのため、「実技試験」に全てのリソースを割けるため、電気工事士の合格がグッと近づきます!
また、電験三種取得後、5年以上の実務経験を得ることで、申請のみで第一種電気工事士の資格を取得することができます。
意外と知られていない情報ですね♪
技術士(電気電子部門)
資格概要
「日本の科学技術における最高位の国家資格で、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者に与えられる資格」です。
目指すべき理由
技術者として、最高峰の資格です。
技術士は、1次試験と2次試験に分けられており、1次試験は、「基礎科目」「専門科目」「適正科目」に分けられます。
専門科目は電験三種の出題範囲と大きく被っているため、電験三種合格後に受験することで勉強時間の短縮が可能です。
また、専門科目の試験内容を電験三種と比較すると、素直な問題が多い印象ですので、電験三種を取得された方にとってはスラスラ解けるのではないかと思います。
技術士1次試験は、合格するとその時点で「1次試験合格」として、資格化されます。そのため、仮に2次試験に落ちても、1次試験からやり直す、というような状況にはなりません。
知識が残っているうちに、まずは1次試験を受験してみることをオススメいたします。その後、2次試験に挑むか検討されてみてはいかがでしょうか?
私も2024年に受験しました!現在は結果待ちですので、結果が出たら記事を作成しようと思います!
消防設備士
資格概要
「消防設備の点検・工事を行うことができるものに与えられる資格」です。
目指すべき理由
何がオススメかというと「科目免除が得られる」「受験資格が得られる」ことです。
電験三種を取得していると、筆記試験のうち、「消防関係法令」を除き、「基礎的知識」及び「構造・機能及び工事・整備」のそれぞれの科目中における「電気に関する部分」が免除になります。
また、電験三種を取得していると甲種(特種)の受験資格を得ることが出来ます!
電験三種と消防設備士の両方を取得している人材は重宝されるかと思います♪
建築設備士
資格概要
「空調、給排水、電気など、生活や建物の利用において必要な機能を満たすために建築に備え付ける設備の建築設備全般に関する知識・技能を持っているものに与えられる資格」です。
目指すべき理由
何がオススメかというと、「受験資格である実務経験を短縮できる」というところです。
建築設備士は、「1次試験」と「2次試験」に分けられ、1次試験から受験資格として実務経験をクリアしていないといけません。
実務経験は「学歴」「資格」で分けられますが、最長のもので9年必要なものがあります。詳しくはコチラをご覧下さい。
ところが、電験三種を取得していると実務経験が2年となり、かなり大きな時間短縮を行うことができます!
実務経験を短縮できることは、資格取得の中では、大きなアドバンテージと言えると思います。
電験三種を取得していて、実務経験を積める環境にある方は、目指してみてはいかがでしょうか!
2級電気工事施工管理技士
資格概要
「電気工事のスペシャリストとして工事現場を監督・管理する立場にあるものに与えられる資格」です。
目指すべき理由
何がオススメかというと、建築設備士と同様に「受験資格である実務経験を短縮できる」というところです。
電気施工管理技士は「1次試験」と「2次試験」に分けられます。
1次試験は、17歳以上であれば誰でも受験可能ですが、2次試験は実務経験が受験資格になります。
実務経験は、大きく「学歴」と「資格」に分けられます。
学歴で受験する場合、実務経験期間が最長8年とかなり長くなってしまいます。
詳しくはコチラを参照下さい。
ところが、電験三種を取得していると実務経験が通算1年となり、かなり大きな時間短縮を行うことができます!
電験三種と電気施工管理技士の両方を取得すると守備範囲が広がりますね!また、実務経験期間の短縮はかなり大きなメリット!
まとめ
電験三種で科目免除できる資格や試験範囲が被るため効率的に勉強ができる資格、実務経験の短縮が図れる資格は多々あります。
電験三種合格後、お得にほかの資格を取得し、自身のスキルアップを行ってみてはいかがでしょうか?
また、多少の出費をしても効率的に資格勉強をしたい方は通信講座も検討してみてはいかがでしょうか??
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